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ショートショート 【誰も分からない】
カテゴリ: 【ショートショート】 / テーマ: ショートショート / ジャンル: 小説・文学
君は

かわいそうな人


だからこそ

守ってあげたくない


守るよりも

僕の

好き勝手にする方が

楽しそうだから


ほら

また君の目が

言ってるよ

”私をかまってください”

って


だから僕は

それに答えてあげていた


そう

みんなが

君に

そうしているように


それなのに

君は

死んだ


『いじめが辛い』



遺書を残して


えっ

いじめなんて

誰が

していたの・・・?


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編集 / 2012.06.11 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
ショートショート 【掃除のおばあさん】
カテゴリ: 【ショートショート】 / テーマ: ショートショート / ジャンル: 小説・文学
ある有名お嬢様学校の帰宅風景。

生徒たちは、平気でお菓子のゴミなどを校門前に捨てていく。

それを、毎日毎日、必死になって掃除をしているおばさん、というよりは、もうおばあさんぐらいの年齢の人がいた。

「あんな歳になってまで働かなくちゃいけないなんて、惨めねぇ~」

おばあさんのそばを通った生徒の集団が、くすくすと笑いながら、そう吐き捨てて帰っていった。


~~

「・・・もう、掃除などやる必要はないのではないですか、理事長」

「掃除は私の趣味だからね。気にすることはないよ」

「しかし・・・」

「ゴミを捨てても構わない。私だって、そんな時期があったものさ。それを片づける番が、私にまわってきただけの話」


「でもね、私はいつだって、心は捨てていなかったつもりだけどね」


~~

という妄想を重ねながら、日々屈辱に耐えつつ、黙々と掃除をするおばあさんであった。


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編集 / 2012.06.11 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
ショートショート 【手遅れ】
カテゴリ: 【ショートショート】 / テーマ: ショートショート / ジャンル: 小説・文学
男は死ぬことにした


生きることに

疲れ果てて


この世に

絶望して


飛び降りた


高い高い

ビルの屋上から


落下しながら

最後に彼が見たものは


楽しそうに笑いあう

人々だった


男は思った

『死ななければ良かった』と


でも

もう

気づいたときには


手遅れだった


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編集 / 2012.06.10 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
ショートショート 【復讐】
カテゴリ: 【ショートショート】 / テーマ: ショートショート / ジャンル: 小説・文学
自分は”復讐”のことだけを考えていた。

だからこそ、これまで生きてこれたのかもしれない。

小学校・中学校で受けた、同級生からの壮絶ないじめ。

おかげで、高校にも行けず、今はフリーターをしている。

毎日毎日、悪夢を見た。

僕は、いつまでたってもあのころのいじめられっこのままだった。


~~

仕事をしている最中でさえも、復讐のことばかり考えていた。

どうやってあいつらの人生を台無しにしてやろうか。

今時は復讐代行屋なんてものもあるらしいが、そんなものに頼む気はさらさらなかった。

自分の手で、あいつらに怨みを晴らしてやる。

それだけが、生きる原動力だった。


~~

復讐の機会は、あっさりと訪れた。

それは、成人式。

クラスの中心グループだった奴らは、間違いなく来るだろう。

僕は、黙って成人式の知らせの紙を握り締めた。


~~

「あっれ~、久しぶりじゃん、××!!」

こそこそ隠れるように成人式の会場に向かった僕に、奴らは声をかけてきた。

「俺たち、あれからずっと心配してたんだよ・・・良かった、元気そうで」

奴らはそれほど変わっていなかった。

でも、一つだけ違うところがあった。

俺に対しての、悪意がなくなっていたこと・・・。


~~

「そうなんだ~、××は今フリーターなんだ」

「××って、絵を描くのとか得意だったよね。その系の道は?」

二次会の居酒屋で、ごくごく普通に元同級生たちと会話した。

恐怖心もあった。

だけど・・・楽しかった。


~~

「じゃあ、また連絡するよ、××ー!!」

「今度は遊園地でも行こうね☆」

手をひらひらと振る僕の中には、すっかりとなくなっているものがあった。

人を、怨む気持ち・・・。


~~

心にぽっかりと穴があいた気分だった。

復讐のために用意した、ナイフを鏡の前に置く。

考えてみれば、こんな小さなナイフじゃ、誰も殺せないな・・・。

僕はいったい、何をしたかったんだろう?


~~

分かった。僕は、普通にみんなと、仲良くしたかっただけなんだ。

それなら、この怨む気持ちは、誰に対して向けたら良いんだろう?


~~

そうだ、いるじゃないか、復讐する相手なら。

この、鏡の中に・・・。

僕は、黙ってそれを自分の胸に・・・


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編集 / 2012.06.10 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
ショートショート 【ある青年の死】
カテゴリ: 【ショートショート】 / テーマ: ショートショート / ジャンル: 小説・文学
あるひとりぼっちの青年が

自殺することにしました

青年には

遺書を書く相手も

いませんでした


『あっ、でも昔、僕の詩をほめてくれた先生がいたじゃないか』

青年は

その先生に

詩を書いた手紙を送ってから

死にました


それを読んだ先生は

「なんだこのイタズラは。気味が悪い」

と言って

破り捨ててしまいました


青年の死は

ありふれた自殺として

新聞にも載らず


灰になっただけでした


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編集 / 2012.06.05 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
お知らせ
無事に退院することが出来ました。ありがとうございます^^
新しいブログもよろしくお願い致します。
6月27日
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