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第十四話 【死にたい】
カテゴリ: 【トイレが友達】 / テーマ: 自作連載小説 / ジャンル: 小説・文学
いじめが過熱していく中、それでもあかりは、堂々と学校に通い続けていた。
休んだら負け、という考えがあかりの中にはあった。
逃げずに、徹底的に立ち向かってやる。その決意は、以前と変わっていなかった。
しかし、さすがのあかりも、あまりにも酷い生徒たちからの攻撃に、大分疲労していた。

そんなある日、あかりは、熱を出して寝込んでしまった。
「じゃあ、お母さん、学校に休みの連絡入れておくから。ご飯と薬はここに置いておくから、ちゃんと自分でとるのよ。それと、今日、宅急便が来るかもしれないから、よろしくね」そう言って、母は仕事に行った。
熱ならば、休むのは仕方がない。これを機会に、ゆっくりと休もう・・・。
そう思いながらも、あかりは、いじめのことを思い出すと、胸がきりきりと痛んだ。
「こういうときは、寝るのが一番!」そう独り言を言って、あかりは目を閉じた。

「あれっ、もうこんな時間?」いつの間にか寝ていたあかりが、起き上がって時計を見ると、もう既に夕方の六時だった。
体温計で熱を測ると、汗をびっしょりとかいたせいか、熱はすっかり下がっていた。
出来れば、明日まで熱が続いて、休めれば良かったのに、とも思ったが、体調が回復したことに喜びを感じた。
そのとき、ドンドン、と、家のドアを叩く音がした。あかりの家には、インターホンがないのだ。
宅急便かな、と思って、まだ重い体を起こすと、あかりは「はーい」と言って、ドアを開けた。
そこには、ニタニタとした表情を浮かべた、山田が立っていた。

「・・・何?」そのままドアを閉めてしまおうと思ったが、あかりは一応、山田の用件を聞くことにした。
「これ」そう言って山田が差し出したのは、学校のプリント類だった。
「ああ、ありがとう。それじゃあ」それを受け取ると、あかりはさっさとドアを閉めようとした。が、山田がドアの間に足を挟み、それは妨害された。
「何やってんのよ!」あかりが戸惑うと、山田はそのまま勢い良く、家の中に入ってきて、そのままあかりのことを押し倒すと、無理矢理キスをした。
あかりは一瞬、何が起きたのか分からなかったが、すぐにその現実に気がつくと、おもわず吐きそうになった。

「誰か、助け」あかりが助けを呼ぼうとすると、山田があかりの口を強くふさいだ。
「抵抗したら、殺す」相変わらずニタニタしながら、山田はカッターナイフを取り出して、あかりの首筋にそれを当てた。そして、あかりの服を脱がせようとしてくる。
あかりは、それだけは避けようと、またも抵抗しようとしたが、今度は山田があかりの両手首を、片手で強く掴んで、抵抗出来ないようにした。
それでもあかりが暴れようとすると「抵抗するなって、言ってんだろ!!」と言って、あかりの腹を殴りつけた。
あかりは、恐怖と痛みで、とうとう抵抗出来なくなってしまった。

あかりが着ているジャージを上にずらし「へぇ~、結構、おっぱい大きいんじゃん。でも、乳首は黒いな。さすが、ヤリマンだねぇ」と、山田が、興奮しながら言う。
「じゃあ、早速触らせてもらおうかな」と山田が言って、屈辱的なことに、あかりは山田に胸を揉まれてしまった。
「あれっ?ヤリマンの癖に、おっぱい硬くない?」そう言って、今度は、山田はあかりの乳首を舐めて、そのまま吸ってきた。
そのあまりにもおぞましい感触に、あかりは再度吐きたくなるのを、必死でこらえるしかなかった。

「おっぱい♪おっぱい♪」そう言いながら、山田はたっぷりと時間をかけて、あかりの胸をもてあそぶ。
おまけに、その光景を、山田は携帯のカメラで撮ったり、動画を撮影したりしている。
あかりは、このまま死んでしまえるならば死んでしまいたい、と思った。
「それじゃあ、次はいよいよ、下のお口の方かな~?」そう言って、山田は今度はあかりのズボンを下ろそうとしてきた。
犯される。犯されたら、本当に死のう。あかりはそう覚悟した。

その瞬間、バーン!!と、勢い良くドアが開かれた。
「あれっ・・・?先客?」今時の若者、といった印象を受ける男が、驚いたような目であかりたちを見ている。
驚いたのはあかりも同じで、山田にいたっては、驚きのあまり、硬直して、微動だにしなかった。

そのチャンスを、あかりは見逃さなかった。「助けてください!!」そう叫んで、山田から逃れる。
「えっ?プレイ中じゃないの?えっ?」男は混乱しながら「レイプってこと?でも、レイププレイが希望だったんじゃないの?これもプレイの一環?」と一人で騒いでいる。
「レイプです」あかりは、震えながらも、きっぱりと言うと「今から、警察を呼ぶので手伝ってください」と、携帯で110番しようとした。
「それは困るよ!!」と、山田ではなく、なぜか男の方が言うと、慌てて去っていった。
110番へ発信、という寸前に、いつの間にか動くことを再開した山田から、携帯を奪い取られた。
「今日のところはここまでにしてやる。でも、絶対にこのことは誰にも言うなよ。言ったら、今度は本当にレイプしてやるからな」と捨て台詞を吐くと、携帯をあかりに投げつけ、家を後にした。

あかりは、部屋のベットの中で、涙を流しながらがくがくと震えていた。
山田に掴まれた腕に、アザの跡が残っている。山田のように、小柄な男子でも力があることを、あかりは身をもって体感することとなった。
最悪だったのは、胸にまでアザが出来てしまったことだった。今まで見たことのないような色に胸がなっているのを見て、あかりは、ますます涙が止まらなくなった。
性暴力というものは、ほんの少しでも受けてしまうと、本当に辛いものなのだと、あかりは思い知らされた。

途中で訳の分からない男が来たから今回は救われたものの、いつまたこうして襲われてしまうか分からない。
しかも山田は、今回の画像を学校の人間に送ると言っていた。それも耐えがたかった。
死にたい。改めて、あかりはそう思った。
どんなにいじめを受けても、死にたいとは思わなかったのに、今のあかりには、その思いしかなかった。

泣きすぎてのどがカラカラになってしまったので、まるで這うような格好で、あかりは水を飲むために、自分の部屋から出た。
そこで、キラりと光る物を見つけた。それは、山田が置いていった、カッターナイフだった。

あかりは、迷うことなく、それを手首に押し当てて、一気に引いた。
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編集 / 2012.06.07 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
お知らせ
無事に退院することが出来ました。ありがとうございます^^
新しいブログもよろしくお願い致します。
6月27日
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