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プロローグ 【まだ人間でいられたころ】
カテゴリ: 【トイレが友達】 / テーマ: 自作連載小説 / ジャンル: 小説・文学
大川あかりの不幸は、両親が離婚したということではなかった。
元々両親は不仲で毎日のように怒鳴り合っていたし、それを毎日聞かされる方が、よっぽど苦痛だったからだ。
だから、両親が離婚して、母親についていくことになったとき、むしろ喜んだぐらいだ。

しかし、今の学校から他の学校に転校するということは嫌だった。
気が強いあかりは、通っている中学校でリーダーシップを発揮し、とても楽しい学校生活を送っていた。
それに、離婚をきっかけに転校するというのも、なんだか自分が惨めだった。

それでもどんどん話は進んでいき、ちょうど中学二年生になる四月に引っ越しをすることになった。
埼玉生まれの埼玉育ちだったあかりだったが、東京都のS区に母親と二人で住み、S区立××中学校にて今後は学校生活を送るということになる。
東京への憧れはないわけではなかったから、住む場所に不満はなかった。

おまけに、S区は東京の中でも閑静な住宅街が多く、幸いにもその中でも中々の好条件のアパートを借りることが出来た。
これなら、引っ越して良かったかも、と、あかりは少し無理に自分に言い聞かせた。

ただ、新しい学校で友達が出来るかどうか、とても不安だった。
前の学校の友達とのメールや電話でのやりとりで、なんとか自分を保っていた。

気の強い自分がそこまで不安になっていたのは、これから始まる地獄の日々を予告していたのかもしれないなと、あかりは後に思うのであった。
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編集 / 2012.05.30 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
お知らせ
無事に退院することが出来ました。ありがとうございます^^
新しいブログもよろしくお願い致します。
6月27日
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